人工芝は、耐用年数が7〜8年とされています。近年は雑草対策などで一般家庭でも人工芝の利用が増え、見た目や耐久性の高さが評価されていますが、消耗品である以上、寿命後の処分は避けられません。本記事では、人工芝を敷き替える際や引っ越し時に悩みがちな処分方法について詳しく解説します。
人工芝を捨てるタイミングはいつ?
人工芝は、使用環境や日頃のお手入れ状況によって劣化の進み具合が異なりますが、一般的には耐久年数はおおよそ7〜8年とされています。長期間使用していると、太陽光による色あせや紫外線ダメージ、大雨や台風といった激しい天候の影響を受け、一部が剥がれたり、芝葉が倒れて消耗したりすることがあります。このように人工芝が本来持つ見た目や機能性が損なわれ、使用環境に支障が出始めた場合は、交換を検討する時期といえるでしょう。
芝葉の千切れが目立つ
具体的な交換のサインとして挙げられるのが、芝葉がちぎれている箇所が目立つ状態です。芝葉がちぎれると、その隙間から雑草が生えやすくなり、人工芝全体の美観や管理性が低下します。部分的な補修で対応できる場合もありますが、劣化が進んでいると次々に同様の症状が発生するため、一時的な対処にとどまるケースが多いです。
芝葉が抜け落ちやすい
また、少しの刺激で芝葉が抜け落ちる状態も注意が必要です。経年劣化や紫外線の影響により芝葉が割れやすくなると、歩行などの軽い刺激でも抜け落ちてしまいます。芝葉の抜けが複数箇所に及ぶと、見た目が悪くなるだけでなく、クッション性も失われるため、交換の目安となります。
ジョイント部分の隙間
さらに、ジョイント部分の隙間が目立ってきた場合も交換を検討すべきサインです。施工時にしっかり固定していても、長年の使用や紫外線による収縮によってズレや剥がれが生じることがあります。隙間が広がると景観を損ねるだけでなく、雑草の発生原因にもなるため、広範囲に隙間が見られる場合は、人工芝全体の交換を考える時期といえるでしょう。
人工芝の処分方法を紹介
人工芝の処分方法にはいくつかの選択肢があり、使用状況や量、設置場所によって適した方法を選ぶことが大切です。まず注意したいのは、家庭用として使用していた人工芝とサッカーコートやゴルフ場など商業目的で使用していた人工芝では、処分区分が異なる点です。家庭用の場合は一般ごみとして処分できますが、事業で使用していた場合は産業廃棄物として扱う必要があります。
粗大ごみ・不燃ごみとして捨てる
家庭で使用していた人工芝の代表的な処分方法のひとつが、粗大ごみや不燃ごみとして捨てる方法です。ロールタイプの人工芝は、U字ピンを抜いて剥がし、巻いてまとめることで撤去できます。ただしサイズや重さがあるため、可燃ごみとしては出せず、自治体のルールに従って粗大ごみまたは不燃ごみとして処分しましょう。分類基準は地域ごとに異なるため、事前に確認が必要です。
また、土が付着していると回収不可となる場合があるため、芝生面についた土はできる限り落としておくことが望ましいでしょう。
裁断して可燃ごみとして捨てる
次に、人工芝を裁断して可燃ごみとして捨てる方法があります。多くの自治体では30cm未満にカットすれば可燃ごみとして出すことが可能です。ハサミやカッターで裁断でき、専用ハサミを使うと作業が楽になります。粗大ごみと異なり費用がかからない点はメリットですが、一度に大量に出すと粗大ごみ扱いになることもあるため、数日に分けて出すなど配慮が必要です。
ゴミ処理場に直接持ち込む
量が多い場合やサイズが大きい場合は、ゴミ処理場へ直接持ち込む方法もあります。事前に予約をし、指定された時間に持ち込んで計量・支払いを行う流れとなります。重さで料金が決まるため、ここでも土を落としておくことが重要です。粗大ごみ回収より費用を抑えられるケースもあります。
産業廃棄物として処理する
一方、商業利用していた人工芝は産業廃棄物として処理する必要があります。専門の処分業者に依頼し、体積や重量に応じて費用が算出されます。事前に目安を確認しておくと安心です。