人工芝は素材やパイルの長さによって種類が異なり、設置には人工芝本体の費用と施工費用が必要です。本記事ではそんな人工芝について、天然芝との費用面での違いや、DIYと専門業者に依頼する場合それぞれのメリット・デメリット、費用を抑えるためのポイントについて詳しく紹介します。ぜひご一読ください。
人工芝の設置にかかる費用相場
人工芝の施工費用は「人工芝本体の価格」「材料の価格」「施工費用」の3つの要素で構成されています。材料費には、人工芝の下に敷く下地材や防草シート、施工時に使用する釘などの副資材が含まれます。また、施工費用は専門業者に依頼した場合にのみ発生し、DIYで施工する場合は不要です。ただし、DIYの場合は芝や材料を自分で用意し、下地づくりから施工までをすべて行う必要があります。
特に初めて人工芝を施工する方の場合、継ぎ目が目立ったり表面が均一にならなかったりすることも多く、仕上がりの美しさには限界がある点に注意が必要です。そのため、仕上がりに不安があるなら、専門業者への依頼がおすすめです。
人工芝本体の価格
人工芝自体の費用は、品質や種類によって大きく異なり、一般的な相場は1㎡あたり3,000~8,000円程度です。葉が長く、見た目や耐久性に優れた高品質な人工芝ほど価格は高くなる傾向があります。設置場所や使用目的、予算に応じて適切な商品を選ぶことが重要です。
DIYに使用する材料の価格
DIYで人工芝を設置する場合、人工芝本体に加えて下地材や防草シート、副資材などの費用が必要となり、これらの材料費は1㎡あたりおおよそ1,000〜2,000円が目安です。人工芝の費用と合わせると、合計で1㎡あたり約3,000〜7,000円程度かかります。ただし、工具の購入や作業時間の確保なども考慮すると、必ずしも安く済むとは限りません。
専門業者に依頼した場合の施工費用
一方、専門業者に依頼した場合の施工費用は、地域や業者によって差がありますが、1㎡あたり3,500〜8,000円が相場です。これに人工芝本体の費用が加わるため、総額では1㎡あたり6,000~1万3,000円程度になります。業者に依頼することで、仕上がりが美しく、施工の手間や時間を省けるといったメリットがあります。費用だけでなく、完成度や利便性も含めて検討することが大切です。
天然芝と人工芝の費用を徹底比較
ここからは、天然芝と人工芝の費用について比較してみていきましょう。初期費用と維持費用の両方を含めた長期的な視点では、約10㎡程度の庭であれば人工芝のほうが総費用を抑えやすい傾向があります。ここでは、初期費用と維持費用に分けてその違いを整理します。
初期費用の相場
まず初期費用についてです。自分で設置する場合、天然芝の費用相場は1㎡あたり2,000~7,000円程度で、人工芝の3,000~8,000円と比べると、天然芝のほうが安く済むケースが多く見られます。ただし、天然芝を敷く際には地面の状態が重要で、土壌改良や整地、平滑化といった下地作りが必要になります。これらを専門業者に依頼すると追加費用が発生し、結果として初期費用が想定より高くなることも少なくありません。
一方、人工芝は初期費用こそ高めですが、高品質な製品ほど見た目が自然で耐久性にも優れています。また、人工芝の下地作りは天然芝に比べて工程が比較的シンプルなため、条件次第では費用を抑えることが可能です。
維持費用の違い
次に維持費用の違いです。天然芝は設置後も定期的な手入れが欠かせません。水やりや肥料散布、草刈りなどを継続して行う必要があり、特に夏場は水やりの頻度が増えるため、水道代の負担も大きくなります。これらの維持費用は年間でおおよそ5万円程度かかるとされています。対して人工芝は、設置後の維持費用がほとんどかかりません。簡単な清掃や劣化防止のための最低限の手入れを行うだけで済み、日常的な管理の手間も少ないのが特徴です。
DIYと専門業者への依頼ならどっちがおすすめ?
人工芝を設置する際には、自分でDIYを行うか、専門業者に依頼するかという選択肢がありますが、どちらが良いかは一概には判断できません。ただし、仕上がりの完成度や作業にかかる時間・労力を重視する場合は、専門業者への依頼が向いているといえます。DIYによる人工芝の設置のメリット・デメリット
DIYによる人工芝の設置は、施工費用がかからないため、費用を抑えやすい点がメリットです。また、自分のペースで作業できるため、ものづくりが好きな方や時間に余裕がある方にとっては、達成感を得られる点も魅力でしょう。一方で、人工芝の施工は下地作りや芝の継ぎ目処理など、見た目や耐久性に大きく影響する工程が多く、経験がないときれいに仕上げるのは簡単ではありません。時間をかけて作業しても、凹凸ができたり、継ぎ目が目立ったりして、納得のいかない仕上がりになる可能性もあります。
専門業者に依頼する場合のメリット・デメリット
専門業者に依頼する場合は、費用がかかるというデメリットはあるものの、経験と専門知識を活かした高い施工品質が期待できます。地面の状態に合わせた適切な下地処理や、見た目が美しく長持ちする施工を行ってもらえるため、完成度を重視する方には大きな安心感があります。また、短期間で施工が完了し、自分で作業する手間や時間を大幅に省ける点も魅力です。さらに、業者によっては施工後のアフターサービスが用意されていることもあり、万が一のトラブルにも対応してもらえる可能性があります。
人工芝を施工する際の流れ
人工芝を美しく、かつ長持ちさせるためには、正しい手順で施工を進めることが大切です。人工芝の施工は大きく分けて5つのステップで構成されており、それぞれの工程を丁寧に行うことで、仕上がりや耐久性に大きな差が出ます。人工芝を敷く場所の小石・雑草を取り除く
まず、人工芝を敷く場所にある小石や雑草を取り除きます。小石や雑草が残ったまま施工すると、表面がデコボコになったり、後から雑草が突き抜けてきたりする原因になります。特に雑草は地上部分だけでなく、根までしっかりと取り除くことが重要です。根深い雑草が多い場合は、雑草防止剤を使用することで再発を防ぐ効果が期待できます。
下地作り
次に、下地作りを行います。下地には砂や砕石などを均一に敷き詰め、しっかりと締め固めます。軽く叩いて固めることで、人工芝を安定して設置できる土台が完成します。また、この段階で水をかけて水はけを確認しておくと、施工後のトラブルを防ぎやすいです。下地作りを丁寧に行うことで、水はけが良くなり、人工芝がズレにくくなるだけでなく、長期間きれいな状態を保ちやすくなります。
防草シートの設置
下地ができたら、防草シートを敷設します。防草シートは、雑草の発生を防ぐと同時に、水はけを良くする役割を持っています。シートは隙間ができないよう注意しながら敷き、重なり部分は20cm以上確保することが大切です。しっかり固定することで、後々の雑草対策として高い効果を発揮します。
仮止め
続いて、人工芝を広げて位置を調整し、仮止めを行います。仮止めをすることで、作業中に人工芝がズレるのを防ぎ、正確な位置で施工を進めることができます。U字型のピンを使って、端の数ヶ所を固定するのが一般的です。本固定
最後に人工芝を本固定し、仕上げ作業を行います。各部をしっかりと接合し、必要な箇所をピンで固定したら、表面をブラシやほうきで軽く梳かしましょう。これにより、芝が立ち上がり、より自然で美しい見た目に仕上がります。人工芝の設置費用を抑えるコツ
人工芝の設置費用をできるだけ安く抑えるためには、価格だけを見るのではなく、選び方や進め方を工夫することが大切です。ここでは、人工芝の費用を抑えるために意識したい3つのポイントについて解説します。複数の業者から見積もりを取る
まず1つ目は、複数の専門業者から相見積りを取ることです。1社だけの見積りで判断してしまうと、提示された金額が高いのか適正なのかを判断しにくくなります。複数の業者に見積りを依頼することで、価格の相場感がつかめるだけでなく、同じ条件でも費用に差が出ることが分かります。また、比較する際は金額だけでなく、施工内容や使用する人工芝の品質、アフターサービスの有無なども確認することが重要です。
インターネットや口コミ、地域の評判などを活用して信頼できる業者をリストアップし、それぞれの見積り内容を丁寧に比較することで、納得のいく選択がしやすくなります。
特徴を理解したうえで人工芝を選ぶ
2つ目のポイントは、各商品の特徴を理解したうえで人工芝を選ぶことです。人工芝には、価格帯や耐久性、肌触り、色褪せにくさなど、さまざまな特徴があります。用途や設置場所を考えずに選んでしまうと、必要以上に高価な商品を選んでしまったり、逆に耐久性が不足して早期に交換が必要になるかもしれません。例えば、ペットを飼っている家庭では、耐久性が高く清掃しやすい人工芝を選ぶことで、長く快適に使えます。
事前に商品レビューや業者の説明を確認し、自分の生活スタイルや予算に合った人工芝を選ぶことが、結果的に費用を抑えることにつながります。
保証期間が長い商品を選ぶ
3つ目は、保証期間が長い商品を選ぶことです。保証期間が長い人工芝は、メーカーや販売業者が品質に自信を持っている証といえます。初期費用が多少高く感じられても、保証がしっかりしていれば、万が一不具合が発生した場合でも追加費用を抑えられる可能性があります。商品を選ぶ際は、保証期間だけでなく、保証の対象範囲や条件についても確認しておくことが大切です。
信頼できる業者から保証内容が明確な商品を購入することで、将来的なトラブルを避け、結果的にコストパフォーマンスの高い選択ができるでしょう。